東南アジア初進出「DON DON DONKI」実は日本の激安の殿堂店

日本では激安の殿堂としておなじみの「ドン・キホーテ」。
店内は陳列棚がまるで迷路のようになっていて、幾層にもなる商品は圧巻の見応えです。さらに低価格ということ、深夜まで営業していることから、昼夜問わず訪れる人が絶えません。

そんな「ドン・キホーテ」が2017年12月にシンガポールに初上陸。東南アジアでは初めての出店となります。


おなじみのキャラクターも健在。


■ジャパンブランド・スペシャリティストア

出店はシンガポールの中心地、オーチャードロード「「Orchard Central」の地下1階、地下2階のフロア。店内ほぼすべての商品をメイドインジャパンもしくは日本市場向けの商品でラインナップする“ジャパンブランド・スペシャリティストア”をコンセプトにしているとのことです。24時間営業というのも魅力です。



店内演出や日本酒のバーカウンターの設置などによるアミューズメント性溢れる店舗空間で、生鮮食品(青果・鮮魚・精肉・惣菜)や加工食品のほか、家庭雑貨品や日用消耗品、化粧品やバラエティグッズなどのジャパンブランドにこだわった豊富な商品がずらり。


今や日本の寿司は世界中の人から好まれている日本食の代表ですが、ネタに関してはダントツ人気のサーモンが売り場を占拠しています。これはスゴすぎ・・・


日本のように食事と一緒にアルコールを楽しむ習慣があまりないシンガポール。食事とアルコールを飲む場所は変えるのがシンガポール流です。主にお酒を好むのは欧米人が多い傾向にありますが、そんなシンガポールで日本酒は高級で品があると大人気。日本酒人気は早くからあり、数年前から積極的に日本のメーカーや酒造会社がシンガポールに売り込んでいたことも人気の背景にありました。


通路は意外にもすっきりとしていて商品が見やすいです。日本同様にプライスリーダーを目指した圧倒的な低価格で展開している同店なので、日本人駐在者の中では日本食材が安く購入できると早くから話題になっていました。


マヨネーズを例にすると、日本円で約400円。もちろん日本価格からしたら高いですが、他店舗の日系スーパーマーケットで購入するよりは200円ほどの差があるのです。ちなみに、キューピーマヨネーズのパッケージデザインにあるキューピーちゃんの絵柄が日本と違っているのは、マレー系の国民を配慮してのこと。肌の露出がタブーとされていることから、人形ながら全裸のキューピーはご法度なのです。


2018年1月には、新たに「北海道マルシェ」が増設。ラーメンや寿司、カレーなどが食べられたり、北海道産の商品を提供しています。

同年夏には2号店がタンジョンパガーエリアにオープン予定。ますます現地での日本商品が入手しやすくなり、シンガポール人にとっても日本が身近な存在になることでしょう。


「DON DON DONKI オーチャードセントラル店」
24 時間営業
181 Orchard Road,Singapore 238896 


SINGAPORE FOOD TRIP

シンガポールを旅しながらその魅力を食を通じて発信 アジアンフードディレクターとして、メディアを中心に活動中