ABOUT

SINGAPORE FOOD TRIP

「この国の魅力がわからない」

はじめてシンガポールを訪れたのは1999年9月。

友人とのツアー旅行でした。

ツアー特有の添乗員に誘導されるまま

お決まりの観光スポットをめぐり

指定されたレストランで食事を楽しむ。

正直、とくにおいしいと思えた料理もなく帰国。


「チキンライスのおいしさを東京で知るなんて」

すっかりシンガポールのことも忘れたある日。

知人のすすめで訪れたのは、東京・西荻窪の「夢飯(むーはん)」。

チキンライスの先駆けとなる専門店です。

シンガポールに行ったにも関わらず

チキンライスと聞いて「ケチャップライス?」と

勘違いするほどのシンガポール音痴な私。

しかし、東京ではじめて口にしたチキンライスは

中国醤油・ジンジャー・チリの3種のソースに

鶏肉、ライスが混ざり合ったその味わいに感動したのです。


「シンガポールに行って チキンライスを食べよう」

夢飯で食べた味と感動を忘れないために

私はすぐに航空チケットを手にシンガポールへ

すでに初訪問から9年の月日が流れていました。

それ以来、定期的にシンガポールに通い

チキンライスだけではない、多民族国家の魅力あるシンガポールの

すべてを知りたくなりました。


「日本一のシンガポール好きになりたい」

訪星するだけなので、住んだ経験はゼロ。

日常的なことはなにもわからないけれど

現地にいる中で、できるだけ吸収したい。

そして、今

日々進化するシンガポールの魅力を発信しています。

                     アジアンフードディレクター 伊能すみ子