8月25日(金)東京・表参道「バンクギャラリー」にて、「シンガポール:インサイドアウト」の初日を迎えました。日本では初開催。多岐にわたる芸術分野で活躍するシンガポールのクリエイティブな才能を集めた、国際的な実験的アート・エキシビジョンです。
東京でのテーマは「ハイパーシティ」。日本とシンガポールのアーティストによる対話を取り上げ、大都会に住む意味を模索しつつ、様々な文化的現象について考察しています。
トークショー、展示、ワークショップ、パフォーマンスと、建物内5フロアにわたり、まったくちがったイメージの空間を創り上げています。
トップバッターを飾ったのは、デジタルサイエンスとして、世界中から注目を浴びているチームラボからコミュニケーションディレクターの工藤岳氏(中)とアートサイエンスミュージアムからエグゼクティブディレクターのオナー・ハージャー氏がパネルディスカッションを行いました。
2016年3月から「チームラボ」は、マリーナ・ベイにあるアートサイエンスミュージアム内「FUTURE WORLD」に常設展されて以来、話題の作品を数多く出展しています。
自分で触って、体感して、そして感じる展覧が特徴で、来場者の動作を感知して、映像が動いたり、描いたものがスクリーンに映像化されたりと、ただ鑑賞するだけの展示会ではありません。
工藤氏は、「海外でチームラボの活動をはじめて認めてくれたのがシンガポール。何事にも受け入れてくれる国民性に魅了された」といいます。
また、ヨーロッパで数多くのディレクションを経て、現在に至るオナー・ハージャー氏は、「シンガポールにおいて芸術が盛んになったのは、近年のこと。日常にアートがあり、収束する力がある」といいます。
老若男女問わず、多くの来場者の心を掴むチームラボの作品をぜひ、シンガポールで体感してみてください。
今回、イベントのキャラクターとして登場しているのが、マーライオンをモチーフにした高崎だるま。手掛けたのは、シンガポールにインスパイアされたオリジナル商品を数多く生み出している「スーパーママ」とデザインとものつくりで世界中のコミュニティを活性化することを目指す「石巻工房」。
まさかマーライオンがだるまになるとは驚きです。
さらに「スーパーママ」は、オリジナル商品のシンガポール名物の料理がプリントされたタオルと建築物などの絵柄皿を展示。これは、都市のありふれた情景を再解釈し、日常の体験を新しい視点で、来場者それぞれの物語を紡ぎ出してもらう空間を創っています。
その他のパフォーマンスや展示でも、みた人それぞれの感性が磨かれていくものばかり。
このイベントは無料で入場できるので、ぜひ体感してみてください。
★SG:IO
開催期間:2017年8月25日(金)~27日(日)
会 場:BANK GALLERY(東京都渋谷区神宮前6-14-5)
開館時間:11:00~21:00 ※25日(金)は14時より開館
料金:無料
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