2008年初めて天天のチキンライスを食べる。
その当時、すでにシンガポールを紹介するガイドブックでは、チャイナタウンにある「天天海南鶏飯」のチキンライスは、不動の人気でありました。
丸鶏を茹で、その茹で汁で炊いたごはん。見事な包丁さばきでカットされた鶏むね肉は、艶やかに仕上がっています。同店は、鶏肉を茹でて吊るして自然に余熱をとる海南式の調理法。それは、体温と同じような感覚で口の中に飛び込んでくる、ごはんと混ざり合った鶏肉の常温で適温な心地よさを感じられるでしょう。
現在の天天のチキンライスには、グレービーソースがたっぷりかかっていますが、当時はさほどその存在感は主張していません。
また、チキンライスの三種の神器といえる、中国黒醤油、ジンジャー、チリの3種のソースですが、天天のチキンライスには、ジンジャーソースはついていません。少々もの足りないようにも感じますが、店によっては同様に2種類のみのソースで提供することもあります。
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