建国記念日のメインイベントは、NDPといわれているNational Day Paradeです。
夕方からLiveもされるイベントには、抽選で選ばれた人たちがメイン会場である「マリーナ・ベイ多目的施設」に大集合。
ここは、マリーナ・ベイ・サンズやマーライオンが設置されているマリーナ湾にあり、F1も行われている場所です。
メインステージに加えて、マリーナ湾周辺でもプログラムが組まれているので、自由にその様子をみることできます。
とにかく会場周辺は、場所取りや移動する人波がすごいのです。みな国カラーである赤を身に着けるので、少々異様な光景にもみえるでしょう。
NDPをシンガポールでみるのは2回目。
一昨年の50周年には、区切りの年だったので、今年をはるかに上回る観客でした。
マーライオンのまわりもすごい人。
熱気に包まれて夕方を迎えます。
イベントが始まると、すぐに軍事プログラムがはじまります。
シンガポールは政府主導の国であり、徴兵もあるので、このプログラムは欠かせません。今年は、特にテロ対策に関してのプログラムに力をいれていました。
National Day Paradeの象徴ともいえる空軍ヘリによるフラッグやパラシュート部隊による降下、エアフォースが飛んだりと、日頃の訓練によって鍛えられた技を披露。爆音を響かせるたびに、観客の歓声も大きくなりました。
この日のために、5月からリハーサルが重ねられます。リハのスケジュールは公開されるので、それを目当てにでかける人もいるくらい。タイミングよくシンガポールを訪れた観光客は、何があるのかと、びっくりされる人も多くいます。
ラストは花火。
これを目当てに夜から来る人も多いので、さらに盛り上がります。
LED内蔵のドローン300機が導入されて、夜空にマーライオンが描かれたり、今テーマ「One Nation Together」のロゴも描かれました。点灯したドローンがゆっくりと集合体になっていき描く様子は最先端の国を表しているかのようです。
シンガポールは、首相と大統領が存在します。今年で任期を終えるTony Tan氏にとっては、大統領として最後のNDPでした。イベントの最後には、舞台を終えた出演者を労いにまわる大統領の笑顔が忘れられません。
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